ここではMeadowをとりあえずWindowsの"メモ帳"の代わりに使う方法を紹介する.
fkmの.emacsをホームディレクトリにいれて起動すると
図1のような状態になる.
図1. 起動直後
コメント部分の2行目に書いてはあるが, ファイルを作りたい場合や既存のファイル を開きたい時には"C-x C-f"を押せばよい. ここで"C-x"とは"Ctrlキーを押したままxキ ーを押す"ことを表す. 同様に次の"C-f"とは"Ctrlキーを押したままfキ ーを押す"こと を表す.
Ctrlを押したままxキーを押したあと, Ctrlキーを押したままfキーを押すと
図2のような状態となる.
図2. Find file
カーソルが最下行に移動し, "Find file: ~/"と表示される. ここで作りたい ファイル名・開きたいファイル名を入力しEnterを押せばよい. 尚"~/"はホーム ディレクトリを表す.
例えばC:\にtest.cというファイルを作成したい時は, 図3のように入力する.
図3. C:\にtest.cファイルを作る
ファイル名を入力しEnterを押すとファイルを開く事ができる. もしファイルが
無い場合は新規作成となる. 入力に関してはメモ帳と同様であるので気にすることは
特に無い. 例えば図4のように入力したとする.
図4. とりあえず書いてみる
編集を終えたら, 今度は保存しないといけない. Meadowでの保存は"C-x C-s"
である. 保存に成功すると図5のように最下行に"Wrote c:\test.c"と, 保存した
ファイル名が表示される.
図4. 保存
終了したい時は右上の×でもいいが, マウスに手を伸ばすのが面倒な人の為に 終了するためのキー操作(これをキーバインドと呼ぶ)が用意されている. その操作は"C-x C-c"であり, ×を押さずに終了できる.
本ページではemacs(Meadow)の最低限の使い方について説明した. ここまで見ると "単なる色分けをしてくれるエディタ"にしか見えないと思う.
面白くなってくるのはこれからである.