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〜 fkmの穴 〜

emacs(Meadow)に関する話題

基本操作(2)

ここではカット・コピー・ペーストなどの"あると編集に便利なもの" を紹介する.

1. 1行カット

何気に便利な1行カット. 正式には"カーソルから行末までをカット" である. これは"C-k"でできる.

ペースト(貼り付け)については次節でまとめて紹介する.

2. カット・コピー・ペースト

emacsは20年ほど前にできたエディタであるので, マウスを使わずに範囲選択 を行うことができる. まずは範囲選択の方法について紹介する.

まずは範囲選択の開始位置を指定する必要がある. これは"範囲選択の 開始位置にカーソルを移動させ, C-[space](Ctrlキーを押したままスペースキー) "で行うことができる. 押すと図1のようになる.
図1. 範囲選択開始位置指定
図1. 範囲選択開始位置指定

最下行に"Mark set"が表示されれば成功である.

次に範囲選択の終了位置の指定であるが, これは単純にカーソルをその場所 まで移動させるだけでよい. 移動させた後,

となる. 尚"M-???"という表記は, "Altキーを押したまま???キーを 押す"ことを表す. 環境によってはAltキーが反応しないもの(VMware Player でLinuxを起動し, その中でemacsを使っている場合など)があるが, その時は" Escキーを押した後"???キーを押せばよい.(押したままで無い点に注意)

最後に貼り付けだが, これは貼り付けを行いたい位置にカーソルを移動させて "C-y"で行うことができる. 図2. 貼り付けたい位置にカーソル移動
図2. 貼り付けたい位置にカーソル移動
図3. C-yを押した結果
図3. C-yを押した結果

3. 元に戻す(Undo)

よく間違った時に"元に戻す"機能を使うが, emacsでも行うことが できる. これは"C-/"で行うことができる. 実行した結果が図4.
図4. Undo
図4. Undo

5. まとめ

本ページではコピー・ペーストなどの基本操作についての説明を行った. 特にC-kによる1行カットの便利さは使っていくにつれて体感できると思う

次はカーソルキー・Enterキーを押すのをやめる方法などについて紹介する.

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