ここではカット・コピー・ペーストなどの"あると編集に便利なもの" を紹介する.
何気に便利な1行カット. 正式には"カーソルから行末までをカット" である. これは"C-k"でできる.
ペースト(貼り付け)については次節でまとめて紹介する.
emacsは20年ほど前にできたエディタであるので, マウスを使わずに範囲選択 を行うことができる. まずは範囲選択の方法について紹介する.
まずは範囲選択の開始位置を指定する必要がある. これは"範囲選択の
開始位置にカーソルを移動させ, C-[space](Ctrlキーを押したままスペースキー)
"で行うことができる. 押すと図1のようになる.
図1. 範囲選択開始位置指定
最下行に"Mark set"が表示されれば成功である.
次に範囲選択の終了位置の指定であるが, これは単純にカーソルをその場所
まで移動させるだけでよい. 移動させた後,
最後に貼り付けだが, これは貼り付けを行いたい位置にカーソルを移動させて
"C-y"で行うことができる.
図2. 貼り付けたい位置にカーソル移動
図3. C-yを押した結果
よく間違った時に"元に戻す"機能を使うが, emacsでも行うことが
できる. これは"C-/"で行うことができる. 実行した結果が図4.
図4. Undo
本ページではコピー・ペーストなどの基本操作についての説明を行った. 特にC-kによる1行カットの便利さは使っていくにつれて体感できると思う
次はカーソルキー・Enterキーを押すのをやめる方法などについて紹介する.