ここではカーソル移動に関する話題を扱う.
目標:矢印キー(カーソルキー)・Enter・Backspaceを使わずにカーソル移動を 行えるようになる.
まずは矢印キーの代わりとなるキーバインドを紹介する. 移動方向と 押すキーは表1の通り
移動方向 | 押すキー | 覚え方 |
---|---|---|
上 | C-p | PrevのP |
下 | C-n | NextのN |
左 | C-b | BackのB |
右 | C-f | ForwardのF |
これだと見にくいという方は表2を参照
C-p | ||
C-b | C-f | |
C-n |
本節ではカーソル移動を支援するキーバインドについて紹介する. 一部の移動はキーとして存在するので, それも併記しておく.
移動方向 | 押すキー | キーボード |
---|---|---|
行の左端に移動 | C-a | Homeキー |
行の右端に移動 | C-e | Endキー |
1ページ下へ | C-v | Page Downキー |
1ページ上へ | M-v | Page Upキー |
一番上の行へ | M-< | C-Homeキー |
一番下の行へ | M-&gr; | C-Endキー |
fkmは, "C-aで行の先頭に移動し, Mark setした後C-eで行末 に移動させた後M-wでコピー"をよく使ってたりする.
比較的ホームポジションから遠い3つのキーも, キーバインドで代用できる. 尚backspaceに関してはfkmの.emacsを適用しないと 使うことができないので注意.
動作 | 押すキー |
---|---|
Enter | C-m |
backspace | C-h |
delete | C-d |
Enter+TAB | C-j |
C-jはプログラム作成時に非常に重宝する. C-mに関しては日本語変換の 決定にも使用することができる(C-jでは代用できないので注意).
本ページではカーソル移動に関するキーバインドについて紹介した. 慣れが必要 であるが, 一度なれてしまえばホームポジションから移動させずにカーソル移動が 行えるので非常に編集が早くなる.
次は検索・置換に関するものを扱う.